VINXニューリテール･コラム
スマートショッピングカートが実現する「新たなお買い物体験」
スマートショッピングカートは、お買い物カートにタブレットＰＣを搭載し様々な機能を持たせたショッピングカートです。
これまでのチェックアウトの常識を破り、「これまでにないお買い物体験」と「スマートストア化」を実現する『スマートショッピングカート』。今回はこちらをご紹介いたします。
まずは、スマートショッピングカートの主な機能についてご紹介します。
出典：CN Insightsの公開情報を基にヴィンクスで作成
■ 機能① 「レジレスのお買い物機能」
お客様ご自身で購入する商品を登録し、キャッシュレスで決済ができます。レジを通ることなく会計まで済ませることができますので、店舗のレジ台数を削減することが可能になり、これまでレジを担当していた店舗スタッフを他の業務に回すことができます。
■ 機能② 「パーソナライズされた販促機能」
ショッピングカートに備えつけられたタブレット画面で、様々なレコメンド情報を提供することができます。お客様一人ひとりに最適化された情報を提供することで、購買点数アップが期待できます。
スマートショッピングカートは、２０２１年末の時点で既に５８店舗に導入されています。
導入台数も６，０００台を超え、ご利用されているお客様は１ヵ月で延べ１２０万人にも達します。
若い方から年配のお客様まで、幅広い年齢層のお客様に「使いやすい」とご評価をいただいています。
お会計の待ち時間が解消され、来店頻度が向上したという結果も出ています。
出典：CN Insightsの公開情報を基にヴィンクスで作成
スマートショッピングカートの導入効果を測定し、フルセルフレジやセミセルフ（有人）レジと比較した表がこちらです。
出典：CN Insightsの公開情報を基にヴィンクスで作成
１時間あたりの通過客数は、フルセルフレジの約１．５倍。セミセルフ（有人）レジの約４倍にものぼります。また、１時間あたりの商品の通過点数においては、フルセルフレジの約3．４倍、セミセルフ（有人）レジの約５．９倍という結果が出ています。調査実績からも、スマートショッピングカートの大きな導入効果がよくわかります。
2022年3月からは、次世代型のスマートショッピングカートの本格導入が始まりました。従来の中型モデルにくわえて取り回しに優れた小型モデルも登場しています。
■ 誰もが使いやすい設計に
新モデルは高齢の方や小柄な方でも使いやすい「軽さ」を実現し、商品を入れやすく、快適にお買い物ができる設計に。マイカゴ・マイバッグを使用できるため、お会計後に詰め替えを行う必要がなくなりました。
■ 登録漏れを防ぐセンサーを標準搭載
カートにセンサーを搭載し、商品のスキャン漏れがあると自動検知してお客様にアラームでお知らせする仕様に。商品の登録忘れを防げるようになりました。
■ 最大15台まで重ねて充電可能
1台ずつしか充電できなかった旧モデルに対し、新モデルではカートを重ね合わせた状態で充電できます。充電のために特別な作業が必要なくなりました。
新モデルではハードウェアだけでなく、ソフトウェアも大幅に進化しました。
■ わかりやすいUI設計
子どもから高齢の方までが理解しやすいUIに改良。ネットリテラシーを問わずに使いやすい画面レイアウトや操作性を実現しました。
■ AIレコメンドシステムを搭載
Retail AI社が開発したAIレコメンデーションと連携。270億件のID-POSデータを情報化したレコメンデーションアルゴリズムやカートに入れた商品情報を活用し、お客様一人ひとりに最適化したおすすめ商品をリアルタイムで提示します。
■ POSシステムと連携
当社が提供しているクラウド対応型POSシステムの『ANY-CUBE® Neo』とシームレスに連携。さまざまな決済手段に簡単に対応でき、POSシステムとスマートショッピングカートで同じ販促機能が使用可能になります。売上データなどの多様なデータも一元管理できます。
このように、新型へのリニューアルによって、さらに進化を遂げたスマートショッピングカート。
お客様に「新たな商品との出会い」や「待ち時間のない決済体験」を提供し、導入店舗の省人化や売上向上も実現します。
月額サブスクリプション方式でのご提供も開始いたしましたので、初期費用を抑えた上でご利用料（保守料含む）だけでご導入いただけます。
ご導入のハードルも低くなったこの機会に、ぜひスマートショッピングカートの導入をご検討ください。
ヴィンクスは小売業様の「新たなお買い物体験」を提供するスマートストア化をサポートしてまいります。
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