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【インフラ構築をDX化!】ヴィンクスが挑むIaC導入とAI活用

【インフラ構築をDX化!】ヴィンクスが挑むIaC導入とAI活用

はじめに

ヴィンクスと聞くと、POSシステムをはじめとした流通小売業向けのアプリケーションを思い浮かべる方が多いかもしれません。確かにPOSシステムなどは多くのお客様にご利用いただいており、アプリケーション開発は私たちの大きな強みとなっています。

一方で、私が所属する部署では、サーバやネットワーク、クラウドといったITインフラの要件定義から設計、構築、さらに運用保守までを一貫して担っています。

そのインフラ構築において現在私たちが挑戦しているのが、IaC(Infrastructure as Code)導入とAI活用です。これらは単なる効率化のために行っているものではありません。エンジニアが本来向き合うべき「考える仕事」に多くの時間を使えるようにし、より価値の高い仕事に取り組める環境をつくるための取り組みです。今回はそのIaC導入とAI活用についてご紹介します。

ヴィンクスがインフラ構築で進めるIaC導入とAI活用

サーバやネットワークなどのインフラはシステムを動かす“土台”とも言えるものであり、安定性や再現性、将来の拡張性までを見据えた設計が求められます。

従来のインフラ構築では、サーバやネットワークの設定を手動で一つひとつ行っていました。大規模な構築になると作業量が多くなり、ミスを防ぐための確認にも多くの時間を要するため、その分設計や検討の時間を十分に確保するのに苦労することもありました。

こうした課題を解決するために導入を進めているのがIaCです。IaCとは、サーバやネットワークの構成をコードとして記述し、そのコードをもとに自動で環境を構築する手法です。設計内容をプログラムとして残すことで、同じ環境を何度でも正確に再現できるようになります。


■IaCとは?


IaC(Infrastructure as Code)
  • インフラ構築作業のイメージ

    インフラ構築作業を
    コード化

  • IaCツール実行のイメージ

    IaCツールにより実行

  • 自動構築のイメージ

    インフラ環境を
    自動で構築

3年ほど前から私たちは、さまざまなIaCツールを組み合わせ、設計から構築までの流れを標準化する試みを始めました。現在は開発環境などでの実運用を行っており、現場で効果を実感できるフェーズに入っています。

さらに、近年はAI活用にも取り組み始めています。現時点では、AIにすべての判断を任せる段階ではありませんが、設計書や議事録の要点整理、レビュー時の観点出し、テスト項目の洗い出しなど、「考え始める前の整理」を支援するために活用が進んでいます。人が考えるための材料を整える“下準備”をAIに任せることが、少しずつ増えてきているのです。

■インフラ構築におけるAI活用

  • 従来

    従来のイメージ
  • AI活用

    AI活用のイメージ
「下準備」をAIに任せて人の時間を取り戻し挑戦の余裕を生み出す。

IaCとAIを活用するメリット


  • 標準化のアイコン

    構築フローの
    標準化

  • チーム全体の技術力向上のアイコン

    チーム全体の
    技術力向上

  • AIによるレビューや要点整理

    AIによるレビューや
    要点整理

IaC導入によって得られる大きな変化が、インフラを構築するフローの標準化です。これまで経験や勘に頼りがちだった作業が整理され、手順を標準化して共有できるようになりました。その結果、若手のエンジニアでも安心して構築作業に取り組める環境が整いつつあります。

また、コードとして構成が残るため、レビューや改善もしやすくなりました。「なぜこの設計にしたのか」「もっと良いやり方はないか」といった議論が生まれやすくなり、チーム全体の技術力向上にもつながっています。

そしてAI活用は、特に経験が浅いメンバーにとって、心強い存在になり始めています。インフラ設計やレビューの場面では、「なにから考えればいいのかわからない」「なにか視点が欠けていないか不安になる」といった問題に直面しがちです。AIはそうした場面で、考え方の“型”や抜け漏れに気づくためのヒントを提示してくれます。

例えば、設計書を読み解く際の要点整理や、レビュー時に確認すべき観点の洗い出しなどを通じて、「こういう視点で見ればいいのか」「次はここを深掘りすればよいのか」と、自分で考えるための足がかりを得ることができます。

AIが答えを出すのではなく、考える方向性を示してくれる。だからこそ、最終的な判断や設計はエンジニア自身が担い、そのプロセスを通じて思考力や理解力が養われていきます。AIが成長のスピードを引き上げてくれる存在となってくれます。

ヴィンクスでの今後の取り組み

IaCを本格的に活用するには、インフラの知識に加えて、コードなどに関する理解も必要です。これまでインフラ構築一筋で経験を積んできたエンジニアは、新しい領域の知識を習得しなくてはなりません。


そこでヴィンクスでは、教育ツールや学習環境を整え、段階的にスキルを身につけられる仕組みづくりを進めています。いきなり高度なことを求めるのではなく、実務と学びを結びつけながら、少しずつ理解を深めていける環境を大切にしています。



IaCもAIも、まだ発展途上の技術です。どこまで自動化するのか、どこを人が判断するのか。その最適解は、現場での試行錯誤を通じて見つけていく必要があります。だからこそ、次世代を担うエンジニアと一緒に、この取り組みを育てていきたいと考えています。

おわりに

ヴィンクスでは、IaCによるインフラ構築の仕組み化と、AI活用の可能性を組み合わせながら、働き方そのものを進化させようとしています。IaCやAIを活かしながらこれからのインフラ構築のあり方を考え、形にしていく。そのようにして私たちはこれからも進化を続けていきます。

「成長したい」、「新しい技術に触れながら自分の可能性を広げたい」といった想いを持つITエンジニアにとって、挑戦しがいのある環境がヴィンクスにはあります。そのような環境を求める方は、ぜひヴィンクスへの入社を検討してみてください。





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長谷川 成紀 Shigeki Hasegawa

アウトソーシング事業本部
ITサービス2部
第1課
スペシャリスト

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