【くるみん認定】 働きやすさは社員のためのみに非ず!? | 渡辺 梨花 | VINXニューリテール・コラム | 株式会社ヴィンクス| 流通小売業向けシステム

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【くるみん認定】 働きやすさは社員のためのみに非ず!?

【くるみん認定】 働きやすさは社員のためのみに非ず!?

はじめに

近年は、多様な働き方に対応できる環境づくりが企業経営において重要になっています。
「人材が最大の経営資源」と考えているヴィンクスにおいても、人事などを担う管理本部が社員の働きやすい環境をつくるためにさまざまな施策を行っています。
そうした環境整備の一貫として、子育てと仕事を両立しやすくするために進めた「くるみん認定」の取得についてご紹介します。

 

「くるみん認定」とは?

くるみん認定ロゴ

「くるみん認定」は、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣から認められた証であり、労働条件などについての規定を満たした企業のみが取得できます。
ヴィンクスは2020年に「くるみん認定」を取得し、2023年に更新を行いました。

 


働き方の多様化が進み、企業にも「子育て支援」の姿勢が強く求められるようになってきているなかで、「くるみん認定」を取得する企業は増加中です。2023年6月時点では、認定企業は4,199社におよんでいます。

「くるみん認定」を受け、多様な働き方を推進することで、企業には以下のようなメリットがあるとも言われています。社員を大切にし、働きやすい企業と認められることで、企業イメージや採用活動にも良い影響が生じるのです。

 


認定取得に向けた課題

「くるみん認定」の取得に向けた取り組みを開始するにあたって、ヴィンクスには以下のような課題がありました。

課題① 有休取得率
業務が忙しいこともあり、当時は有休を取得しない社員も多く、有休取得率は低い状態にありました。
 

課題② 時間外労働
定時後も業務をしている社員が多い状況でした。特に開発・運用保守に関わる技術者はお客様からの急なご要望やトラブルの対応をする必要があり、時間外労働が増加してしまっておりました。 

課題③ 男性の育休取得率
当時は育児休業を取得する男性社員はいませんでした。男性社員が育休を取得できる制度があることも、あまり認知されていないような状況でした。

 

認定に向けて進めた取り組み

「くるみん認定」の取得のためにはこれらの課題を解決する必要があったため、ヴィンクスでは主に以下のような取り組みを推進しました。

取り組み① 有給休暇の取得率向上
毎年2月に年間の有給取得計画を立て、計画的に消化することを全社員にお願いするようにしました。
10月になっても取得日数が少ない社員には、人事部から呼びかけを行うとともに、該当社員の部長・本部長へ業務調整を依頼。社員全員がしっかり有休を取得できる環境を整えました。
 

取り組み② 時間外労働の削減
当社はフレックスタイム制を導入しており、月単位で労働時間の管理を行っております。
それでも時間外労働が多く過重労働となることがあります。そのため週ごとに時間外労働が多い方をピックアップし、いち早く管理職へ注意喚起・業務調整を依頼しています。 こまめにチェックし対象部署へ連絡することで、月内での時間外労働の抑制を行っております。
 

取り組み③ 男性社員の育児休暇の取得
そもそも男性社員の育児休業制度の存在が知られていなかったため、社内ポータルサイトにポスターを掲示して周知しました。
男性社員から配偶者の出産報告があった際には、「育児休暇取得の予定はありますか?」と確認するようにし、意識付けを図り取得を推奨しました。

 


上記のような取り組みを進めた結果、子育てと両立しやすい環境づくりは確実に進んでいます。
例えば、2019年には育児休暇を取得する男性社員はひとりもいなかったのに対し、2022年度は子どもが生まれた男性社員のうちの約半数が取得しています。また、取得日数においても、最近では3ヵ月や半年などの長期で取る男性社員が増えています。

 

子育てや介護と両立しやすい環境をさらに推進


子育てや介護と両立しやすい環境

ヴィンクスでは、多様な働き方ができる環境づくりのため、くるみん認定の取得以外にも様々な取り組みを進めています。 

例えば、法律で定められた短時間勤務が可能な期間は「子どもが満3歳になるまで」ですが、ヴィンクスでは「子どもが小学校を卒業するまで」に期間を延長しています。
介護休暇も法律では年間5日を義務づけていますが、ヴィンクスでは月に最大10日まで取得できます。
また、育児や介護と両立している社員には、在宅でのリモートワークを推奨しています。

今後は、育児休職からの復職時にe-ラーニング等を実施するなどのより手厚い職場復帰支援や、有休取得率のさらなる向上に向けた取り組みなどを推進し、「くるみん」の上位認定である「プラチナくるみん」も目指していきたいと考えています。

 

おわりに

生き生きと自分らしく働きやすい環境を整備することは、社員のモチベーション業務効率の向上につながり、それがお客様や社会へと貢献することとなると考えています。そのためにもヴィンクスでは今後も働き方改革を推進していきます。
社員のニーズや社会の変化に柔軟に応じて制度や福利厚生を整え、誰もが働きやすい魅力ある企業であり続けます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 




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