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電子棚札で広がる店舗DXの可能性

電子棚札で広がる店舗DXの可能性

はじめに

今回の記事では、従来の紙の棚札に変わるものとして注目を集めている「電子棚札」にまつわるスマートストア化についてご紹介させていただきます。併せて、電子棚札を活用したヴィンクスのソリューションについてもご案内致します。

本コラムの動画「電子棚札で広げる店舗DXの新しい可能性 ~ONE MORE THINK = NEW RETAIL~」を見る



電子棚札とは?

 


電子棚札を単なる「売価を表示するだけのデジタル棚札」と考えている方もいるかもしれません。しかし、電子棚札はさまざまな情報を表示できるマイクロメディアのひとつであり、電子棚札を活用することで店舗DXを推進できるとヴィンクスは考えています。

今回の記事では、「電子棚札が持つ大きな可能性」についてぜひお伝えできたらと思います。電子棚札を導入することでどのようなメリットがあるのかを、まずは見ていきましょう。

 

電子棚札のメリット

電子棚札を活用するメリットとして、主に以下の2つが挙げられます。
 

■ 紙のデメリットを解消


電子棚札を導入することでまず、従来の紙の棚札が持つデメリットを解消できます。紙の棚札では、商品の価格が変わる度に棚札の付け替え作業が発生し、手間がかかります。付け替え作業時のミスや紙の大量使用などのデメリットもあります。
 

■ 自動更新や一括更新が簡単
電子棚札に表示している売価などの情報は、PCから変更できます。特売開始時間に合わせた自動更新の設定や一括での更新も簡単に行えるので、売価変更に伴う作業を大幅に省力化できます。

 

お客様と商品をつなげるスマートストアソリューション

価格を表示するだけでは、電子棚札が持つ可能性を充分に活かしてきれていないと私たちは考えています。実は、電子棚札はその一つひとつが自己主張のできるマイクロメディアなのです。



お客様のお買い物体験に新鮮な利便性やワクワク感を提供するスマートストア(=ニューリテール化の大きな流れの1つ)を実現していくために、私たちヴィンクスは電子棚札によるソリューションをご提供しています。

それでは、ヴィンクスの考えるソリューションをご紹介いたします。

 

■ ソリューション①「在庫情報との連携」
店舗の商品棚に商品がない場合、在庫状況を知らないお客様は「在庫切れ」なのか「品出し忘れ」なのかを判断することができません。その結果、まだ在庫があるのにも関わらず、販売機会を逃してしまうことがあります。
 



ヴィンクスのソリューションでは、在庫情報、販売実績、発注情報などを電子棚札へ表示します。
 


在庫情報と販売実績のデータから在庫数を把握し、在庫が少なくなったら電子棚札に表示することもできるようになります。在庫が切れた際には品切れになっていることを表示し、在庫が切れていても入荷日が決定している場合には入荷予定日を表示することができます。

このように電子棚札に在庫状況や入荷予定日を表示することで、お客様が感じていたストレスを軽減し、より良いお買い物体験の提供が可能になります。

 

■ ソリューション②「QRコードで商品情報を提供」
これまで、紙の棚札ではスペースが狭く商品の成分やアレルギー情報について十分に掲示することができませんでした。
 


そこで私たちは、QRコードを利用したソリューションをご提案します。


電子棚札内に表示したQRコードをお客様に読み込んでいただき、お買い物をより楽しんでいただくために以下のような情報を提供していきます。

■ 生産者情報


野菜などの生鮮食品の生産者の情報を表示し、お客様に安心して商品をお選びいただけるようにします。

■ 商品情報
 


成分表やアレルギー情報、産地、メーカーなどの情報を提供し、お客様の商品選びをサポートします。

■ レシピ情報


商品を使った料理のレシピを紹介。お客様にとって有意義な情報を提供できるだけでなく、他の商品の販売機会も創出します。

■ クーポン情報



会計時に使用できるクーポンを発行します。他の商品とセットで購入すると有効になるクーポンも発行できるため、商品の販売機会を増やすことができます。

 

おわりに

このように、電子棚札を活用したソリューションによって「商品とお客様」をつなげ、お客様のお買い物にワクワク感を提供するスマートストアを実現することができます。

視点を変えて活用することで、電子棚札は単に「売価を表示するだけのデジタル棚札」ではなく、店舗のDX化を推進するマイクロメディアに変容するのです。

電子棚札とヴィンクスのソリューションを融合することで、新たな売り場づくりや店舗業務の省力化・新たなお買い物体験の創造などが可能になります。今回ご紹介した電子棚札を活用したソリューションに少しでもご興味がありましたら、ヴィンクスまでお問い合わせください。

今回はご高覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

※カップヌードルは日清食品ホールディングス株式会社の登録商標です。

 




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この記事へのお問合せ

渡辺 一生 Kazuo Watanabe

特定顧客第2事業本部
ソリューション開発2部
プロジェクトマネージャー

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