クラウド監視プラグイン

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クラウド監視プラグイン

概要

クラウド監視プラグインとは、統合監視ソフトウェア「Zabbix または Integrated Viewer for Zabbix (略称:IVZ)(https://www.vinx.co.jp/integrated-viewer/)」でAWSの各種サービスを監視するための設定をまとめたテンプレートです。ユーザはクラウド特有の課金情報や、各サービスの稼働状況など様々な情報をZabbixで集約管理することができます。 AWS監視テンプレートはOSS(Apache License version2.0)で公開しています。Zabbixのバージョン2.2以降でご利用いただけます。

クラウド監視プラグインの主な機能

Amazon CloudWatchのメトリクス監視

ユーザはAWSの監視サービスであるAmazon CloudWatchの各メトリクス情報をZabbixにて統合的に管理することが可能になります。各メトリクス情報をZabbixで監視するための監視設定アイテムについてはCloudWatchサービスの内容に応じて自動的に設定し、運用の手間は極力排除しています。

AWS各サービス課金情報の監視

CloudWatchのメトリクス監視の応用により、AWSの各サービスでの当月の課金額をZabbix集約することが可能になります。この監視結果を通して、ユーザはサービス毎にどれだけの費用がかかっているかについての傾向分析やより細やかなアラート通知設定を行うことが可能となります。

AWSサービス稼働状態の監視

AWS Service Health Dashboard(http://status.aws.amazon.com/)の情報をZabbixに自動連携することで、ユーザはAWSの各サービス自体の稼働状態をZabbixにて監視することができるようになります。

Amazon EC2 AutoScalingの監視（監視対象ホスト設定自動化）

Amazon EC2のAutoScalingの機能により自動的にEC2インスタンスの縮小・拡張を行う環境に対して、Zabbixの監視対象ホストの設定を自動的に変更します。拡張時はホストを自動登録(インタフェース情報自動連携、監視テンプレート割当含む)、縮小時は該当ホストへの監視を停止します。

Amazon SNSによるイベント情報の監視

AWSの各種サービスからのEvent通知をAmazon SNSに連携し、SNSの通知情報をZabbixに対してプッシュ配信型で連携します。これにより、ユーザはイベント情報をZabbixにて統合的に監視できるようになります。

AWS Lambda連携による運用作業自動化

Zabbixの監視結果と連動してAWS Lambdaに登録したコードを実行する機能を提供します。これにより、様々なオペレーションを適切なタイミングで実行できるようになり運用作業の自動化が推進できます。

クラウド監視プラグイン適用シーン

シーン1: AWSとオンプレ環境混在(ハイブリッド環境)の統合監視

システムがAWS上だけでなく、既存のオンプレミス環境との並行運用環境(ハイブリッド環境)において、その監視処理を統合的に管理することが可能となります。Zabbixの環境はAWS内部でもオンプレミス環境上でもどちらで稼働していても対応可能です。運用管理者は単一のZabbixのみを管理するだけで良くなり、効率良い運用が実現できます。